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自閉症があっても 2025年4月13日

未来高校熊本学習センターは、病気や障がいがあっても、無理なく「高卒」がとりやすい、高校です。

 

生徒には自閉症(自閉症スペクトラム)の生徒もいます。

 

自閉症があることで、入学できないや、授業や宿題の内容が変わることはありません。

 

ほかの生徒と同じ学習内容ですが、卒業は難しくありません。

 

自閉症の症状は生徒により異なり、軽度や重度など程度の違いはありますので、すべての自閉症の生徒が必ず卒業できるとは、明言しずらいですが、療育手帳や精神保健福祉手帳を持っている方も卒業できています。

 

少しだけ、未来高校熊本学習センターの工夫を紹介しようと思います。

 

①こだわりに対して

自閉症の方の、症状の一つにこだわりがあります、いろいろなこだわりがあり、学校生活を送ることが困難な場合があります。未来高校熊本学習センターでは、こだわり自体を治すことはできないので、「他の生徒の学習の妨げにならなければOK」という、基本的な方針があります。

例えば、席に着く時には右足から机の下の入れて、座ったら、太ももをタップするなど、ルーティンがある生徒も、他の生徒の学習の妨げになっていなければ、OKという感じです。

こだわりがある生徒がある程度いるので、同級生の理解も大きく、一緒に学習する先生はもちろん、授業に参加されている保護者の方もご理解されることが多く、うれしいです。

 

②発言が苦手

発言が苦手な生徒もいます。これは自閉症の症状の一つで、コミュニケーションが苦手だったりするので、その一つで発言自体が苦手な生徒もいます。なので、未来高校熊本学習センターでは、先生がいきなり、生徒に発表をも求めません。「この問題分か生徒いますか?じゃ〇〇さん、答えてください」という、やつですね。これがありません。

また、事前に調べ学習をしてみんなの前で発表することや、音楽でみんなの前で歌を歌うなどもありません。

 

実際の自閉症の生徒から話を聞くと、この発表が絶対ないということが、とても授業に参加しやすかったという、意見がありました。

 

全部の科目で統一して発表がないのも特徴です。

 

③個別対応

自閉症の生徒は、個別にお話をして、本人のことをよく聞くことで、学習環境を整えることが可能です。

 

学習環境が、本人にとって無理ない環境であれば、スムーズに学習に取り組めます。

 

不登校の期間が長いと、自閉症の症状に加えて、不安が大きくなります。学力が低い事でも不安は大きくなります。なので、未来高校で久しぶりに学習を開始する時は、先生が個別に学習のやり方や、計画などをアドバイスしています。

 

知的障がいを伴う、自閉症の生徒もおりますが、基本的な支援は一緒です。

 

このように支援をしていき、加えて、個別の生徒の特有の不安や困難はそれぞれ対応するようにしています。

 

自閉症があるから、高校をあきらめる必要はありません。

 

病気や障がいがあっても、学習の機会はあります。

 

未来高校には病気や障がいがあっても、卒業した生徒がたくさんいます。

 

一緒に学習してみませんか。

 

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