相談:ギリギリの状態 2025年12月14日
未来高校熊本学習センターは、不登校の生徒の相談をよく受けます。
中学生の不登校状態の生徒の相談で多いのが、なんとか学校に行けるけど、1回行くと数週間から数カ月行かない、ベッドから出れない、もっと学校に行くように言った方がいいのか、見守った方がいいのかという相談はよく受けます。
私たちの回答は、生徒の状態、状況によりますが、見守る方がいいです。
生徒が学校にける状態であれば、毎日自分から登校しています。
実際には、学校行けていないのであれば、何か行けない状況(無理している状況)だと、判断するべきです。
行けない状況の中で、無理に学校に行かせようとすると、健康を害したり、生徒本人と保護者との間に大きな不信感を生じることになるかもしれません。
最初に保護者の方と本人と一緒に来られて、お話を聞くことが多いのですが、その後、生徒本人とのみ話すこともあるんですね。(入学後とかですね)
生徒曰く、中学校には行かないといけない、学校を休むとお母さんに悪いと思うから、行かないといけないと感じる、でも行くと、体が動かなくなる、理由はよくわからない。
実はこのようなニュアンスの話を1人の生徒だけではなく、何人もの生徒から聞いたことがあります。
不登校の生徒にはどんなイメージを持ちますか?
暗い性格で、部屋でゲームばっかりしていいて、自己中心的で、わがままというイメージがあるかもしれませんが、全員そういうことはなく、多くの子は親に悪い、学校に行かないといけないという考えの、優しい子やまじめな子もいます。
そいう子たちは、無理をして登校をします。ギリギリの状態で登校するわけですね。
それを続けると、いつか、ひどいダメージを負うこともあります。
完全な社会的ひきこもりになったり、うつ病などの病気になることもあります。
でも、周りの大人は週に1回来れたら、週に2回行こうよという指導をする場合もあります。
ギリギリの状態の生徒にはよくない指導です。
特に熊本県の不登校支援の場面では、この指導がよく見れます。
そして、ほとんどが良くない方向に向かいます。
熊本県の不登校支援の場面すべてを知っているわけではなありませんので、断言はできませんがこのような指導をされる場面が多いです。
(特定の先生の行動を非難する意図はありません、先生方は生徒のためになればと思って指導されています)
本来、学校は安心して、心身ともに健康な状態で学習を行い、社会人になるために生きる力を養う所なんです。よって、ギリギリの状態での登校は本来は避けるべきかもしれません。
じゃあどうすればいいのか、これはとても大事です。
ギリギリの状態の生徒に何もせず、放置していいのか、よくありません。
安心させることが、まず大切です。
安心させて、本人が本音に近いところを話せる状況で
生徒本人と話し合いを重ねて、本人のことを理解することが一番大切です。
その後、必要に応じて、休養したり、学校の先生と学習環境を整理したりすること、専門家に相談することが大切です。
大きい声や高圧的な態度で、学校に行きなさい!と、怒鳴っても効果はほとんどありません。
安心させること、まずはこれが一番大事です。
長くなってしまいましたが、不登校支援の参考にされば幸いです。

不登校の生徒をお持ちの保護者の方へ
この文章を書いて、後で思ったのですが、実際の現場というか、実際の場面では、そんな簡単じゃないですよね。
親が子のことを思って、学校に行かせようとすることは、本来は良い事なんです。
子供が駄々をこねて、学校をさぼろうとする場合には、親は正しく怒らないといけない、でも、仕事や家事がある、朝はあまり時間がない、その中で冷静に落ち着いて対応していく事は難しいです。
働かないとお金は入ってこないし、お金がないと生活できないし、何日も子供の都合で仕事を休むわけにもいかないし、遅刻すると職場で、気まずいし。。
しかも、子供は反抗期の真っ最中で何を言っても、反発や無視することもあるかもしれません。
不登校の問題は、不登校のことだけが問題ではなく、それに加えて、反抗期や仕事や家事の問題、家族の問題など複合的に絡み合うことが、ほとんどです。
愚痴っぽくなってしまいましてたね、すみません、でも、これらは不登校のお子さんを持つ保護者の方がよく言われることです。みなさん、同じことで悩むことが多いです。
家庭環境が皆さん違いますので、これが一番良い方法というのは、ないですが、「誰かに相談する」というのは、いい方向に向かいます。
学校の先生でも、警察官でも、お医者さんでも悩まれたら、いろいろ相談されると、新しい選択肢が見えてくるかもしれません。
もちろん未来高校の先生でもいいです。